2004年8月09日
ホット・ゾーン

ホット・ゾーン (上巻)
ホット・ゾーン (下巻)

エボラ出血熱ウィルスの本。中身見ないで買ってパラパラめくって凍り付いた、私的衝撃度No1の本です。ノンフィクションの癖にフィクションより背筋が寒くなります。特に前半で出てくる病状進行が記述してあるところは夢にまで出てきました。読んでて腰が抜けそうになったのは初体験...。
今までに発生したエボラウィルスの解説と、ヴァージニア州に突然発生したマールブルグ変異種を、疫病対策センターとアメリカ陸軍伝染病医学研究所がいかに沈静化したかという内容でした。

この作家の弟も同業らしくて、これはフィクションの方ですがウィルス物を書いてます。
マウント・ドラゴン (上)
マウント・ドラゴン (下)
これに影響受けて、兄もフィクション物書いたらしい。どんなのか知らないけれど。

Posted at 19:38 / Books / Comments (2) / TrackBack (0)
Comments

この本と映画の「アウトブレイク」が頭の中ではリンクしていたんだけど別物なのかな。
ウイルス関係だと貴志祐介「天使の囀り(さえずり)」も怖かったですよ。

Posted by: doku at 2004年08月10日 14:00

アウトブレイクとは別物かな。ヴァージニアのは悪性じゃなかったみたいだし。エボラが人間に何をするかを知ると、ホフマンのヒューマニズムでの解決が薄っぺらく見えます。壁まで血まみれの隔離施設で治療に当たる、現実の医師の気高さに比べると、しょせんはエンターテイメントだなって思いました。

Posted by: Moondrop at 2004年08月10日 19:17
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